ループ検出

ループ検出

1. 概要

ループ検出の設定を行うページです。

ポートから独自のループ検出フレームを送信し、そのフレームが自身に戻ってくるかどうかでループが発生しているかを監視します。

2. トップページ

ループ検出のトップページです。

2.1. システムの設定

  • ループ検出に関するシステムの設定が表示されます。

  • 表の項目の説明は以下のとおりです

    • システム全体のループ検出機能の設定が表示されます。

    • ループ解消後の Port Blocking 解除を、即時または一定間隔で行うかの設定が表示されます。

    • Shutdown ( errdisable 状態) からの自動復旧を行うかの設定が表示されます。

    • 「設定」ボタンを押すと、システム全体のループ検出機能の設定を行うページが表示されます。

  • ループ検出状態のリセット

    • リセットにより、ループ検出の状態(例えばShutdown)を即座に解消することができます。

2.2. インターフェースの設定

  • ループ検出の設定と動作状況が、インターフェースごとに表示されます。

  • 表の項目の説明は以下のとおりです

    • チェックボックス
      一括設定と設定の初期化を行う際にチェックをいれます

    • ポート
      インターフェース名が表示されます

    • ループ検出
      インターフェースのループ検出の設定が表示されます。

    • Port Blocking
      Port Blocking 機能の設定が表示されます
      有効の場合、ループを検出するとフレームを遮断( Blocking )するようになります。

    • 状態
      ループ検出の動作状況が表示されます。

      • 動作中
        ループ検出機能が動作しています。

      • Detected
        ループを検出しています。通常の通信は継続します。

      • Blocking
        フレームを遮断しています。(ループ解消後、5秒で通信を再開します)

      • Shutdown
        ポートをシャットダウンしています。(シャットダウン後、5分で通信を再開します)

      • 停止中
        ループ検出機能が停止しています。
        通常、ループ検出の設定が無効になっている場合に、停止中になります。
        それ以外の要因で停止している場合は、カッコ内に以下のような停止要因を表記します。

        • ミラーポート
          ミラーリング設定を行ったポート(ミラーポート)の場合

        • STP
          ループ検出機能は、スパニングツリーと併用が可能です。ただし、ループ検出が機能するのは、該当ポートのスパニングツリーの状態がForwardingの場合だけです。

  • 「設定」ボタンを押すと、選択したインターフェースの設定変更を行うページが表示されます。

  • 「一括設定」ボタンを押すと、チェックボックスにチェックを入れたすべてのインターフェースに対して設定を行うことができます。

  • 「初期設定に戻す」ボタンを押すと、チェックボックスにチェックを入れたすべてのインターフェースに対する設定が初期化されます。

    • 各設定の初期設定は以下のとおりです

      • ループ検出 : 有効

      • Port Blocking : 有効(ループを検出するとフレームを遮断します)

  • 「更新」ボタンを押すと、インターフェースの設定の表の内容が更新されます。

3. システムの設定ページ

ループ検出に関するインターフェースの設定を行うページです。
設定を入力後、「確認」ボタンを押してください。
確認画面の入力内容に間違いがなければ、「設定の確定」ボタンを押してください。

3.1. システムの設定

  • システム全体のループ検出機能の有効・無効を設定できます。
    システム全体の設定が有効になっていても、個別のポート設定が無効の場合、そのポートのループ検出機能は無効になります。

  • スパニングツリーと併用した場合、スパニングツリーを優先的に扱います。

4. インターフェースの設定ページ

ループ検出に関するインターフェースの設定を行うページです。
設定を入力後、「確認」ボタンを押してください。
確認画面の入力内容に間違いがなければ、「設定の確定」ボタンを押してください。

4.1. インターフェースの設定

  • ループ検出
    対象インターフェースのループ検出機能の有効・無効を設定します。
    ただし、有効に設定しても、以下の場合、ループ検出機能は動作しません。
    (1) システム全体のループ検出機能が無効になっている場合
    (2) 対象インターフェースが、ミラーリング設定を行ったポート(ミラーポート)の場合
    (3) スパニングツリーと併用して、対象インターフェースのスパニングツリーの状態がForwardingでない場合

  • Port Blocking
    対象インターフェースのPort Blocking 機能の有効・無効を設定します。
    有効の場合、ループを検出時にフレームを遮断(Blocking)するようになります。